結果発表

たくさんのご応募ありがとうございました。

全応募作品400点の中から次のとおり入選作品15作品を決定しました。

トレイル上の絶景部門

最優秀賞

春。上にも、下にも

撮影者:藤脇 正真

撮影日:2024/4/14

撮影場所:富山県朝日町

審査員コメント

素晴らしい条件の水鏡に、春の情景がしっかりと写り込んだ作品になっています。そこに人物を配することで、臨場感を上手に表現しています。撮影場所は最近、人気の富山県朝日町にある舟川沿いで、北アルプスを背景に280本のソメイヨシノが立ち並ぶ所です。撮影者は、福岡県から富山県まで足を延ばしたかいがありましたね。

優秀賞

霧鐘

撮影者:望月 晶

撮影日:2024/10/20

撮影場所:美ヶ原

審査員コメント

すごく良いタイミングで写された一枚です。美ヶ原の王ヶ頭ホテルから望遠レンズを使い、美しの塔を取り巻く霧を一枚の絵にしています。写真のメインのポイントは霧や塔ですが、画面下部にある細く長く光る一本の道のようなものが、存在感を示しています。撮影場所は北アルプスの槍・穂高連峰の展望台で、そちらに目を奪われがちですが、移り変わる雲の様子を的確に写したのが勝因でした。

暈稜

撮影者:峯田 翔平

撮影日:2024/3/7

撮影場所:寒風山

審査員コメント

作者は「しっかりと白くなったトレイルが、稜線上に続いていることを確認できた」としている。雪が覆った白い道をテーマに撮った秀作で、最優秀賞の作品と最後まで争った一枚です。描写力が力強く、奥行がある作品は、山岳写真の分野でも十分過ぎるほど通用するものです。応募作品は少々暗めの写真なので、少し明るくして、手前から奥へ流れるような描写力を再現しました。

佳作

雪化粧

撮影者:髙橋 秀治

撮影日:2024/1/25

撮影場所:城崎温泉

審査員コメント

城崎温泉の中を流れる、大谿川(だいやがわ)に架かる橋の上から写した作品です。細かな雪が降るなか、ストロボを使うと丸い残像が残ります。レンズの近くだと丸が大きく、遠ざかるほどに小さくなっていきます。川に写り込む黄色の灯りが画面全体を暖かく包んで、明るく表現しています。

錦繍のトレイルをゆく

撮影者:谷川 岳大

撮影日:2024/10/13

撮影場所:姥ヶ岳

審査員コメント

きれいに紅葉した湿原に敷かれた木道を、独り気持ち良さそうに歩くハイカーが、うらやましく感じられる作品です。月山・姥ヶ岳周辺は森林限界より上になるため、秋は草紅葉が主な所です。湿原全体が見渡せる所はここだけで、登山者を待っての撮影だと思います。秋を十分感じ取れる、良い作品です。

トレイルでのスナップ部門

最優秀賞

丘の向こうはどんな景色だろう

撮影者:中村 則夫

撮影日:2024/7/21

撮影場所:霧ヶ峰

審査員コメント

タイトルの「丘の向こうはどんな景色だろう」にうまくマッチした作品で、選者の心をくすぐりました。明るい緑の写真は、ほかの作品と見比べても目立ちました。賞に入った作品の中で唯一、縦構図の写真です。目の前に立ちはだかる丘を、より一層高く見せています。初めての霧ヶ峰を歩いたときの作品で、気持ちがいい一日を、上手に表現しています。

優秀賞

春をよろこんで

撮影者:なかじま まき

撮影日:2024/4/14

撮影場所:布引観音

審査員コメント

苦労をして登った先に待っている春、長かった冬をやり過ごし出会う桜は、感動的ですね。桜を入れ込んでの撮影は、まさしくスナップ・ショットの原点です。点景の人物とお堂の屋根、そこに覆いかぶさるように咲く桜を、一枚の写真の中にうまく取り込んだ作品です。

夕焼け槍ヶ岳

撮影者:William Lee

撮影日:2024/9/30

撮影場所:槍ヶ岳

審査員コメント

応募された写真を見る時に、タイトルとか、どこで写したのか一切見ていません。審査の段階で気になる一枚で、どこで写したのか、最終審査に残るまで興味がありました。あとで槍ヶ岳と記載されていて、山頂にたくさんの人が立っているので狭いと思っていましたが広く感じました。夕焼け空に登山者のシルエットが、効果的に表現されています。画面上に太陽がまぶしくない程度に入っているのが良いです。

佳作

三段紅葉、草紅葉の風吹岳山行

撮影者:山中 章平

撮影日:2024/10/20

撮影場所:風吹大池

審査員コメント

派手な北アルプスにおいて隠れた存在の風吹岳は、静かで自然が残る秘境です。こんなに草紅葉がきれいになるのですね。これを見たら、次の秋にでも行きたくなる光景です。人物が入ることでそこの環境とか情景が分かり、見る人の気持ちをほっとさせてくれます。

早朝の大雲海に心奪われて

撮影者:たまこ

撮影日:2024/8/3

撮影場所:白馬岳

審査員コメント

北アルプス・八方尾根の丸山からの眺望です。作者は雲海に心奪われて動けなくなり、そこを離れられなくなったみたいです。小さな点景人物がとても効果的で、山の大きさ、広さが画面から伝わってきます。さりげなく写した写真が賞に入り、頑張る気持ちを呼び起こされる作品です。次はもっと上を目指して頑張ってください。

日清食品賞

ラーメン王と赤岳

撮影者:竹鼻 恵子

撮影日:2024/10/31

撮影場所:権現岳

贅沢な瞬間

撮影者:梶ヶ谷 大陸

撮影日:2024/9/8

撮影場所:立山黒部アルペンルート

食事前の一枚

撮影者:でんじろう

撮影日:2024/10/17

撮影場所:横尾大橋

ちょっと休憩

撮影者:お月様

撮影日:2024/5/21

撮影場所:霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル

3分待つのじゃ

撮影者:しもっち

撮影日:2024/9/7

撮影場所:浄土平キャンプ場

 戻る